決め手
何故私は社会に復帰できたのであろう。
今でも時々考える。
飲み歩くことがなくなったからだろうか。それは一要因ではあると思う。
薬によってだろうか。それも違うと思う。
薬は復帰するためのベースを作ってくれるのであって、それだけでは社会復帰はできなかったと思う。
エビリファイとアナフラニールで体調的にはよくなってきていた頃。それでもまともに勤務せずに週に2、3日、それも午後から出勤していた。それまでの惰性である。
これを断ち切ることができなかった。
そのときにある人から強く叱咤激励を受けたのである。
うつ病に厳禁と言われる「がんばれ!」である。
その翌日からきちんと勤務できるようになった。
このときの私はもうがんばれるだけの体調は備わっていたのである。
最後の一押し。
そんな感じの言葉であった。
だから、そんなもう一息というところにある人たちにあえて言いたい。
がんばれ、と。
あなたはもうがんばれるのだから。
また、しばらく、さようなら。


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