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Mar 25, 2004

復職交渉中、休職とは?

昨日、会社に行ってきた。復職について、話し合うためである。

休職というのは、会社からの命令である。トリガである診断書を見た会社の決定であって、医者の命令でもないし、ましてや私からのお願いでもない。実は法律での規定もない。たいていは、労使間で決められた決めごとで、休職という形で、しぶしぶ解雇を延期しているのである。えらそうに書いてあるが、調べたばかりのことばかりだ。休職にはいるときに、こんなことができるくらいなら、休職していない。

会社の建て前は社員の健康を守るためであるが、本音は「邪魔者は来るな」、もしくは、「死なれたときに責任がとれない」、というのがいいところだろう。うつ病や躁うつ病などでは、同じ労働条件で元気な人がいたりするので、会社が原因と証明できないため、私傷扱いになる。傷病手当を健康保険組合に出させればいい。私どもは障害者でもみだりに投げ出すような会社ではございません、「社会に奉仕する○×株式会社」。世間体もいいし、不利益も少ない(社会保険と健康保険の折半分だけ)。だから、営利企業の中に不自然に、一種偽善的に、休職制度が存在するのだろう。(少し、斜め過ぎか)

もったいつけて「解雇を延期してあげている」というのが会社の立場なので、この休職期間に元の仕事ができるようにならないとクビになる。ここで問題になるのが、「元の通りに働ける」というところ。医者が書く診断書、復帰する社員の就業意志を見て、総合的に会社が判断するというのが一般的らしい。会社が客観的に判断するということだが、これも建て前だ。そこまで、つっこんだ話もしたのだが、やはり最後には人事の長が主観的に判断するしかないだろうと言っていた。身もふたもないが、正直な話でもあるのだろう。こうして一歩ずつ交渉を進めていく。こんなことが完遂できれば、そりゃあ復職可能だろう。とも思う。

今日は愚痴ばかりである。

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Comments

こんにちは、以前一度コメントした復職経験者です。

以下のお話は、病気が軽癒している(私もどういうのがソレなのか判然とはしませんが)
ことを大前提にしています。
なんといっても、一番大切なのは、「無理をしないこと」ですからね。

さて、記事を読んでいて、痛いほどお気持ちわかります(もっともこの種の病気は、病態、環境、病因、を含めてきわめて個人的なものであって例え同様な病名ラベルをつけられた同病者だとしても、「わかる」なんてはなはだ不遜であるとは思いますが)

ただ、「復職」ということに関して言えば、もしかしたら私の知見が参考にしていただけるかもしれません。

なぜかといえば、私は発病・休職前、人事担当で、この種の休職・復職の実務も業務のひとつでしたから、会社の立場と休職者の立場の両方を知っています。もっとも、「会社の立場」といっても、「特定のある会社」であり、「会社一般」ではないのですが。

記事にお書きになっているように、「休職制度」とは、法的に定めはなく、企業が就業規則等で自由に取り入れられる制度です。労働者の事情により就労できなくなったときに、社員の身分を維持したまま、一定の期間に限ってその労働者の「労働義務を免除」するという制度です。
ですが、法的に定めがないといっても、休職制度の中で、「企業の自由な条件や判断規準」で退職・解雇について定めて運用することは、民事上の争いになった場合には認められないこともあります。
解雇権の乱用は、してはならんのです。
特に、こういったメンタルヘルス関係は、昨今社会的問題となっておりますので、会社としてもできればトラブルをおこしたくないのです。

私の会社では、少なくとも、病気と闘う人を追い詰めるようなことはいたしませんで、医師・本人・産業医・家族・人事が連携をとって復帰への長いトライアルをサポートします。
それは発病前の人事社員時代の私の重要な仕事のひとつでした。
ひるがえって、うつ発病後、休職・復職者wとなってからの私の場合も、そうしたサポートを受けることができました(今も3ヶ月ごとの面談のほか、なにかとさりげないサポートは続いています)。たぶんウチの会社に温情主義という側面もあるのですが、実は経済的合理性の面でも、「一定のスキル習得に投資した社員」という財産を活かすことができれば、ワリがあうことが多いということではないでしょうか。
また、案外気付かない人が多いのですが、実は、周囲の従業員は、こういう時の会社の対応をよく見ています。
行き届いた対応がされていなければ、モラールが落ちます。今や誰しも「明日はわが身」と思う時代です。
サラリーマンの実力主義を謳いテンションを高める一方で、セーフティーネットは大丈夫か、という不安を払拭して安心感を作り出さねば、組織全体の生命力がもちません。

かつて人事社員時代にケアさせていただいた方々は、人によって違いますが、復職後の「慣らし勤務」から元の仕事に完全復帰した人もいれば、どうしても再発しそうになって、(あるいは再発を予期して)別の部署の仕事に就き、新たな職業能力を発揮して「天職」を発見できた人もいます。最悪のケースでも(私自身だったりして)閑職になじんでしまい、仕事はテキトー、趣味や家族との生活に軸足を完全移行してしまい、「慣らし勤務」に永住しつつあるといったところでしょうw

さて問題の、復職申請時の回復の程度です。

たしかに、通常の業務に耐えうる状況に回復していなければ、使用者に復職させる義務はありません。ですが、逆に、通常の業務に耐えうる状態に回復しているのに、復職拒否しても、無効となり当然に復職したものとして扱われます。
ここでのポイントは「通常の勤務」ってナニ?ということですね。

例えば、判例で、私傷病休職者が「治癒を証明する医師の診断書」を提出したにもかかわらず、使用者が「合理的な復職拒否の理由」の提示を怠った場合には、復職の拒否は無効となるとしています。
ただし「具体的な仕事」との関係では、「通常の勤務」可能程度に回復しているかという最終判断は、会社にもよりますが、産業医(会社の)等の判断を参考とすることが多いと思います。

そして、例え業務に耐えうる状況に回復していないという判断があったとしても、通常の正社員の場合は事情が異なる場合があります。「担当していた業務」について労務の提供ができないにしても、その能力、経験、地位、企業規模、業種、労働者の配置・異動の実情などから、その労働者が配置可能な「他の業務」があり、本人からもその申出があれば、復職の可能性もあるとする判例もあります。

私の場合はまさに、これでした。とてもじゃないけど、復職先が人事なんていうストレスのかたまりのような仕事はできないし、再発の危険が大きすぎます。(人事に復職して一度失敗しました)とはいえ、最初、「人事をはずれる」ということで、本流から脱落したという敗北感がつきまとって悔しい思いをしました。
でも、いつか、意欲とタフネスが周囲の信頼を得、自信とのバランスがとれたら、就くべきポストにつけばいい、今は、とてもじゃないけどゴメン・・・と素直に思うようにしています。

意義の薄い仕事でガマンしてまで、会社にしがみつきたくはない、というプライドをおもちになる場合もあると思います。でも、姑息であっても、「とりあえず」生活基盤として今の会社にしがみついておいて、ゆっくり考えればいいと私は思いました。
言い方は悪いけれど、天職を見つけるまでの避難場所として利用できればいいと。

タイクツではあっても、たまに楽しいこともある新しい職場で、定時勤務(以前は朝5時~夜2時なんていうこともザラでした)し、子供と遊び、趣味に興じて、思えば人間らしい生活パタンを勝ち取ったのかもしれません。
はじめは、「能力を失った」と感じていたけれど、別の可能性を追求するチャンスを得たとも思います。
いいんです、自分がそう思えれば。

お気持ちはよくわかる、と冒頭記しましたのは、この記事に散見される会社や人事に対する警戒感・不信感です。
私もあの頃はドロドロとした怨念・不信感に満ちておりました。そしてそういう気持ちで会社と折衝するのはきわめてストレスフルで、何歩か病状が後退したように覚えています。会社の制度や、運用を悪意に解釈してダークな気分になっていたのは、「私の場合」病気のせい、だったと今思います。
人の心のウチを読んだところで何の利益もありませんし、建前とホンネがどう、といって詰め寄ってみても不利になるばかりです。あんまり深く考えず、専守防衛に徹するのが「吉」かと。

今、検討すべきなのは、復職直後にすぐ前職につくのがよいのか、一定期間、ならし業務をさせてもらえるのか、などなど、復職に向けて前向き(実用的)な事柄だと、私は思います。

Posted by: 虎馬 | Mar 26, 2004 at 16:18

虎場様
毎度、的確なアドバイスをありがとうございます。

会社との交渉は大変ですね。正直なところ、躁うつ病の治りかけでは、少しキビシイです。それでも、23日の話し合いで、なんとか軌道に乗ってきました。記事中の「突っ込んだ話」も、正確には「ぶっちゃけた話」という感じでしょうか。もう少し、冷静に、かつ、うまく話を進めたいところですが、そこそこのところに落とし込めればいいと思っています。

ご指摘のあったとおり、まだマイナス方向に考えてしまうことが、多いのは否定できません。特に、知らないことを言われると、反射神経でやってしまいます。このマイナス思考が交渉を難しくしていることは明らかです(記事にも邪気が出ていましたね)。良い循環に入るためには、知識を増やしていかないといけませんね。そのためにも、コメントはとても参考になりました。今後の記事と会社との話し合いに生かしていきたいと思います。これからも、よろしくお願いします。

Posted by: manic-depressive | Mar 26, 2004 at 18:54

「意欲とタフネスが周囲の信頼を得、自信とのバランスがとれたら、就くべきポストにつけばいい」

ものすごくいい言葉だと思いました。:)
今度、是非記事で紹介させてください。

あと、この記事自体も虎馬さんのコメントも大変価値あるものと思いますー。MyClip で紹介させてください_o_。

Posted by: Shin | Apr 02, 2004 at 01:05

Shin様
正直なところ、まだまだ会社に対する不信感はぬぐいきれないものがあります。信頼を得るというレベルにはほど遠く、会社からの言葉は「証明をしろ」という風にしか聞こえないのですね。
少し疲れました。

コメントは表に出にくく、もったいないと思っていました。好きなようにやってもらってかまわないです。

Posted by: manic-depressive | Apr 02, 2004 at 10:27

私も今、復職拒否をされてとても悔しいです。
他の人に相談したことが知れると、どういうつもりだ!と、まさにパワハラし放題です。誰も口が出せません。最悪です。
それどころか、再就職が困難だから復職したいのかと言われます。
雇い主でもないくせに偉そうです。
訴えたいです。

Posted by: | Dec 12, 2009 at 00:42

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紹介させてください、と宣言してはや3ヶ月^^;;。 躁うつ病者かく語りき(主に躁時): 復職交渉中、休職とは? での虎馬さんによるコメント中の一文。素晴らしいです。... [Read More]

Tracked on Jun 21, 2004 at 08:37

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